保健師 阿部 はるなさん

一般財団法人西日本産業衛生会/ 北九州産業衛生診療所

誰もが、いきいきと仕事を続けられるように。中小企業で働く人の健康を支えます。

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阿部 はるなさん
福岡県・鞍手高校出身

元気に、長く働き続ける時代だから、働く人に寄り添い健康意識を高める指導を。

 今や70歳になっても働く時代。いつまでも働き続けるためにも心身の健康管理がより重要になってきました。また病気を持っていても、うまく付き合いながら働くことも求められます。私が所属する企業外労働衛生機関は、健康診断や中小企業を主とした産業保健サービスを提供。保健師として職場巡視や健康相談、健康維持と向上を目的とした研修会・セミナーなども行っています。

 健康管理はやはり本人の意識が重要。面談ではご家族のことや趣味などいろんな話も伺いながら、一方的な指導にならないように心掛けています。労働者の方が前回の面談を覚えていて、健康を考えるきっかけになっていたりすると、うれしいですね。

産業保健師を目指すなら、本学が最適と実感。恵まれた環境での実習も大きな力に。

 働く人が元気でいきいきと働き続けてほしい。やりがいを持って仕事をしている両親の姿を見ていて、自分も「いつか働く人の役に立ちたい」という思いがありました。中小企業における産業保健に興味があったことも今の仕事を選んだ理由です。

 大学時代は、恵まれた環境で看護実習や産業保健実習もでき、基礎からしっかりと学びました。現役の看護師、保健師の話を聞き、活躍する素敵な姿を見られたことも将来へのいい刺激に。国家試験の対策も、進路へのアドバイスも手厚く、産業医科大学看護学科は、産業保健師への一番の近道だったと実感。さらに経験を重ねて、ひとりでも多くの働く人をサポートしていきたいと思います。


産業医科大学大学案内2022から抜粋