臨床医教授 田中 優子さん

産業医科大学 医学部/脳卒中血管内科学

飛躍的に進化した血管内治療。命を救うのはもちろん退院後の生活を設計、仕事との両立を支援する。

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田中 優子さん
2003年3月卒業

 血管内治療を含む脳卒中の診療を担当しています。血管内治療は、技術もカテーテルなどの道具も飛躍的に進化。脳卒中でかつては命を落としたり、寝たきりになるしかなかったケースも、今は多くを救えるようになりました。ただ、死亡率は下がっても後遺症とつきあっていく必要が高い疾患です。

 患者さんがいかにして元の生活に戻り、仕事と両立して暮らしていけるか。他の診療科の先生方と最善の治療を考え、リハビリや退院してからの生活設計・復職支援を多職種の専門スタッフと連携して行っています。疾病だけでなく、仕事や家庭などの環境を考慮して治療、仕事との両立まで支援できるのは、産業医学を学んだおかげと言えます。

 高齢者の増加とともに、脳卒中患者が増える続けることが予測され、専門医もさらに求められます。これからの脳卒中診療と地域医療を支えるため、大学で専門性の高い教育を実践、若手医師を育成していくことも我々の重要な役目です。

 大切なのは、情熱。リスクやしんどいことも多い分野でもあるので学生には熱意をもって学んでほしい。部活動などを通してコミュニケーション能力も身に着けているので、将来いい医師になってくれると期待しています。

 脳卒中は学べば学ぶほど奥が深い。私自身、さらに学び、北九州の脳卒中診療の発展に貢献します。


産業医科大学大学案内2022から抜粋