衛生管理者 野末 知里 さん

日鉄ステンレス株式会社

現場で働く多くの人の声を聞き、健康で安全な職場づくりに役立てる。
正しい知識や情報をタイムリーに発信することも衛生業務の役目です。

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野末 知里 さん
福岡県・門司学園高校出身

熱中症が0件に。自分が企画した業務が浸透し、
結果が出るとやりがいを感じる。

現場や会社の各部門とコミュニケーションを取りながら活動する。それが衛生管理者として、私が大切にしている点です。パトロールなどを通して現場で働く方と話し、いろんな声を聞くことは、職場環境の改善、健康を守る方針や企画の立案につながります。
直近は熱中症対策を企画しました。各職場へ浸透させるのが難しかったのですが、粘り強く取り組みました。次第に浸透していき、例年の課題だった熱中症が昨年は0件に。結果が出ると、やはり衛生業務のやりがいを感じます。今後は安全管理にも活躍の幅を広げていきたいですね。

法令が改正されると、今でも先生を訪ねて
知識と情報をより確かなものとしています。

衛生管理者は、正しい知識や情報をタイムリーに発信することが求められます。たとえば保護具ひとつにおいても使い方が間違っていれば健康を守れません。着用を促すだけでなく、理解してもらいながら正しく着けてもらうことが私たちの役目です。
化学物質などの法令は頻繁に改正されるため、常に勉強が必要です。新しい法令や情報などは今でも時々、産業医科大学を訪ねて先生に相談し、知識をより確かなものにしています。卒業してからも先生や同期生との距離が近く、情報交換もできることは、とてもありがたく思っています。

産業医科大学大学案内2024から抜粋