卒後教育

産業医学卒後修練課程

医学部卒業生は、卒業後直ちに産業医学卒後修練課程に所属して、産業医等として必要な専門的知識・技能の修練を行います。わが国では診療に従事しようとするすべての医師に2年間の臨床研修が義務付けられていますので、最初の2年間は産業医科大学病院をはじめ全国の臨床研修病院において臨床研修を行います。医師免許取得と同時に産業医の資格を取得することになりますが、そのまま企業などに就職してもすぐに実践的な産業医業務ができるわけではありません。企業の産業医のもとで指導を受けながら実践的訓練を受けたり、産業医科大学に戻って産業医実務の研修を受けたりしながら、それぞれの目的に添った修練を積んでいきます。産業医学卒後修練課程には、現在次の2種類のコースがあります。

コース名 修練期間  
専門産業医コースI 5年 産業医学分野における専門的知識及び技術を有する産業医等の養成
専門産業医コースII 6年 臨床医学分野における専門的知識及び技術を有する産業医等の養成

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大学院医学研究科

産業医学は基礎医学、臨床医学、社会医学はもとより、広く自然科学、人文科学を包括した総合科学に発展しています。また、産業医領域においては 医学を「病気の科学」に限らず、 「健康の科学」 としても把握し、 労働の内容や環境と働く人々の健康に関する関係性を解析することにも重点をおいています。
このような観点から産業医科大学大学院は、次の3点を重要課題とした産業医学教育と研究を展開しています。

  • 学術研究の高度化と優れた研究者の養成機能の強化、
  • 高度専門職業人の養成機能、社会人の再学習機能の強化、
  • 教育研究を通じた社会貢献、 国際貢献

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産業医科大学キャリア形成プログラム

産業医科大学キャリア形成プログラム

なお、卒業後の進路等については、入学後進路指導担当等から説明が行われます。