眼科
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診療の特色
小児、成人、高齢者の眼疾患に幅広く対応し、網膜剥離や緑内障などの手術治療に実績を上げています。未熟児網膜症などの難治性網膜疾患の治療や遺伝性眼疾患の診断など、一般施設では対応が困難な疾患への診療に特色があります。大学内に産業医科大アイバンクを設置し、献眼から移植手術まで角膜移植医療に対応しています。羊膜移植や角膜内皮移植などの先進的な医療を導入しています。
小児の疾患
小児の網膜剥離などの難治性疾患の手術治療に実績があります。未熟児網膜症はレーザー治療や硝子体手術、血管新生因子に対する抗体(抗VEGF剤)を用いた治療により好成績を上げています。
先天性眼疾患に対して遺伝医療など高い診断技術があります。家族性滲出性硝子体網膜症の診断には国際的にも高い評価を受けています。斜視・弱視は手術を基本とした診療のために特殊外来(斜視外来) を行っています。
その他の手術としては先天白内障や先天緑内障、睫毛内反症に対する手術を実施しています。
成人の疾患
代表的な疾患として緑内障や網膜剥離、糖尿病網膜症、ぶどう膜炎、視神経炎があります。
緑内障は精密眼圧測定や視野検査、隅角検査、光干渉断層計検査によって病態や進行度合いを評価し、薬物治療や手術治療を行います。
網膜剥離は緊急性のある疾患であり、状況により急患手術で対応することが可能です。手術方法には硝子体手術や網膜冷凍凝固・強膜内陥術がありますが、病態に適した治療法を選択します。硝子体手術は27ゲージおよび25ゲージシステムを採用し、手術侵襲が少なく視機能の回復の早い手術を行っています。
糖尿病網膜症は蛍光眼底造影検査による病態評価や光干渉断層計を用いた検査による評価を行い、網膜光凝固術や硝子体手術による視機能の保持、改善に好成績を挙げています。
ぶどう膜炎、視神経炎に対しては全身検査や画像診断による原因の解明を行い、眼局所治療からステロイドパルス療法や免疫抑制療法まで様々な治療が可能です。
高齢者の疾患
代表的な疾患として加齢性白内障、加齢黄斑変性、黄斑部外科疾患があります。
加齢白内障は水晶体超音波乳化吸引術と折りたたみ眼内レンズによる小切開手術を行っています。緑内障との同時手術でも好成績を挙げています。全身疾患の併発症例など入院治療が必要な紹介症例も多数あります。
加齢黄斑変性は光干渉断層計や蛍光眼底造影検査によって治療適応を決定し、抗VEGF剤の硝子体注射や光線力学療法などの最新の治療法を行っています。また、北九州地区の加齢黄斑変性地域連携ネットワークに参加しています。
黄斑部外科疾患には黄斑前膜、黄斑円孔、黄斑浮腫などの疾患があります。硝子体手術によって視機能を回復させます。
外来診療区分
時間帯 |
月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
午 前 |
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紹介、初診 再診(予約) |
紹介、初診 |
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午 後 |
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再診(予約) |
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スタッフ紹介
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(更新日:令和6年8月21日)