アイバンクインフォメーション
アイバンクとは
物を見る役目をする眼の中で、最も表面にある組織を角膜といいます。この角膜が病気やケガによって濁ると、物を見ることができなくなります。そのような人々の視力を回復するには、今のところ角膜移植が最も有効な手段なのですが、移植を必要としている移植待機者数に対し角膜の提供数は大変少ないのが現状です。献眼(角膜の提供)をするには、年齢・性別・近視・乱視は関係ありません。角膜が傷ついていたり、感染性の病気にかかったりしていなければ、あなたが亡くなった時に角膜を提供し、眼の不自由な人へ“視力の回復”という贈り物をすることができます。アイバンクは、あなたの優しさと思いやりが生かされるよう、おてつだいをいたします。
アイバンク(眼球銀行)とは
わが国では昭和33年4月に「角膜移植に関する法律」が制定され、本人の意思と遺族の同意があれば、死(心停止)後眼球を角膜移植のために提供して頂くことができるようになりました。現在は平成9年6月に制定された「臓器の移植に関する法律」に引き継がれています。アイバンクとは、こうした法律に基づき、献眼の意思がある方を登録し、提供があった場合に関係機関と連絡調整し、角膜移植待機者へ角膜を斡旋する公的機関です。
活動案内
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・アイバンク事業の三原則:
「十分な提供者を確保する」「安全な角膜を供給する」「公平・公正に供給する」 - ・正しい知識の普及のために、ポスターの貼付、パンフレットの設置などを行っています。
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・アイバンクに登録していただいた方には、毎年10月10日「眼の愛護デー」頃に無料眼科検診を行っています。
毎年、アイバンクから案内のハガキを郵送しています。無料眼科検診を受診される際は、その案内ハガキを産業医科大学病院眼科へお持ち下さい。