角膜とは
角膜とは、眼球最前部の透明な無血管組織で、いわゆる“黒目”の部分を被っています。厚さは0.5mm程で、
- ・球面レンズとして光を集め眼球内部へ導く
- ・眼球表面の一部として眼の組織を支える
- ・細菌などの侵襲から眼を守る
といった役割があります。眼にとっては窓であると同時に、防壁であるとも言えます。
このような役割を持つ角膜がケガや病気によって濁ると、視力が著しく悪くなります。
眼を正面から見たとき、いわゆる"黒目"の部分を覆っているのが角膜です。
下図の橙色の斜線部分が角膜です。
眼の中に光を導く組織は外側から、角膜、虹彩、水晶体の順で、下図は角膜を橙色で示しています。角膜は眼の表面を守ると同時に屈折率の高いレンズとして広く光を集める働きをします。
角膜
上図の橙色の部分です。
眼の表面にあって眼の中でもっとも屈折率が高い組織です。外からの光はまず角膜によって集められ、認識しやすいよう歪みが補正されます。
虹彩
眼に入る光の量を調節します。
水晶体
微調節をして焦点を合わせます。