形成外科
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形成外科は2005年4月より診療科として診療を開始しました。もともと本院皮膚科の専門外来として診療を行ってきた部門でしたので診療科となり、より専門性の高い診療を行ってまいります。
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おもな診療内容は以下のとおりです。
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【外傷、熱傷、手術後の瘢痕治療】
さまざまな原因での瘢痕に対し、外科的療法を中心に行います。
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【外傷治療】
体表面の外傷、顔面骨骨折等に関して形成外科的な技術を用いて縫合、再建を行います。
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【難治性潰瘍、褥瘡の外科的治療】
糖尿病性、血管障害による難治性潰瘍や褥瘡に対し外科的治療を中心に行います。皮膚灌流圧の導入により糖尿病、透析、血管閉塞疾患等による四肢難治性皮膚潰瘍の的確な評価のもとに治療を行っております。また院内外における褥瘡、潰瘍治療の保存的療法に関してもアドバイスもしております。
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【レーザー治療】
単純性血管種、いちご状血管腫、毛細血管拡張症における色素レーザー治療(最新型のVビームレーザー)を行っています。2008年にスキャナー付炭酸ガスレーザーを導入し、皮膚小腫瘍の治療において従来より少ない瘢痕形成を目指した治療を行っています。その他のレーザー機種が適応の疾患に対しては関連施設での治療を行っており、レーザー治療一般の相談もいたします。
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【体表面の先天異常】
種々の先天異常において形成外科的な治療が必要な疾患に対して治療を行います。領域がまたがる疾患については本院小児科や整形外科等と連係し、治療にあたっています。
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【他科に対する支援手術】
他科手術において腫瘍切除後等で広範な皮膚欠損創が生じた場合や、術後の難治性潰瘍が生じた場合等において植皮、皮弁、筋皮弁、遊離皮弁等の術式を用いた皮膚〜軟部組織の再建手術を支援しています。
特に頭頸部再建の件数が増加しており、耳鼻咽喉科とは密な連携を取り合っています。●2019年度 頭頸部再建 遊離組織移植の件数 合計 25件/年
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【その他】
先天性眼瞼下垂や加齢による後天性眼瞼下垂の紹介が増えてきています。加齢によるものは夕方になると眼瞼が下がる、額にいつもしわがよっている、慢性の肩凝りや頭痛があるとういう方は、眼瞼下垂の可能性があります。手術により改善する場合がありますので御相談ください。また陥入爪(まき爪)に対して形状記憶合金ワイヤーによる矯正も行っています(保険外診療)。従来の手術に比べ痛みもなく改善がみられますのでご相談ください。さらに胸部外科と合同で胸が凹んでいる漏斗胸の手術も行っております。
外来診療区分
時間帯 |
月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
午 前 |
紹介、初診 |
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午 後 |
紹介、初診 再診(予約) 外来手術 |
紹介、初診 再診(予約) |
外来手術 |
紹介、初診 外来手術 |
スタッフ紹介 |
※備考:1 専門分野 2 学会認定医等
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1 形成外科、皮膚外科一般、皮膚腫瘍、血管腫のレーザー治療
- 2 日本形成外科学会専門医、日本熱傷学会認定医、日本褥瘡学会認定師、皮膚腫瘍外科専門指導医
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兵藤 伊久夫(ヒョウドウ イクオ):助教、外来医長
- 1 形成外科一般、再建外科
- 2 日本形成外科学会専門医、日本創傷外科学会専門医、再建・マイクロサージャリー分野指導医
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秋本 倫太郎(アキモト リンタロウ):助教、病棟医長
- 1 形成外科一般、頭頸部再建、乳房再建
- 2 日本形成外科学会専門医

- 1 形成外科一般、頭頸部再建、乳房再建
- 2 日本形成外科学会専門医
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衣川 慧(キヌガワ ケイ):修練指導医
- 1 形成外科一般
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高田 太一(タカダ タイチ):修練医
- 1 形成外科一般
- 砂川 晴香(スナガワ ハルカ):修練医
- 1 形成外科一般
- 中村 佑紀(ナカムラ ユキ):修練医
- 1 形成外科一般
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大峯 啓志(オオミネ ケイシ):産業医
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- 1 形成外科一般
臨床研究
当科では以下の臨床研究を行っております。
・遊離空腸術後早期に生じた嚥下障害に与える経鼻チューブの影響の検討
2018年6月から2019年12月までに下咽頭癌に対して遊離空腸移植による食道再建術を
受けた患者さんを対象としております。
該当される方は以下のリンクをクリックしてオプトアウト文書をご覧ください。
日本形成外科学会認定施設、日本熱傷学会熱傷専門医認定研修施設
外来直通電話 093-691-7324 病棟直通電話 093-691-3468 |