リハビリテーション科
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概要
当科では、リハビリテーション科専門医が病気や障害の診断・治療を行います。治療対象となるのは病気および病気により生じた日常生活や社会生活上の問題などであり、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、臨床心理士、義肢装具士、医療ソーシャルワーカーと共同して、訓練、指導、助言、調整などを行います。
対象疾患と治療の特色
対象となる病気は、脳卒中、外傷性脳損傷、神経筋疾患、ポリオ、スモン、切断、脊髄損傷、骨関節疾患など、多岐にわたります。これらの病気により生じる障害、すなわち歩行障害、日常生活動作制限、言語障害、嚥下障害、高次脳機能障害(記憶障害、遂行機能障害、注意障害、社会的行動障害)なども治療対象となります。治療のためには2〜4週間入院して、専門医が集中的な高いレベルの診察、検査、治療を行い、経験豊富なリハビリテーション部スタッフが適切な訓練を行います。より長期間訓練が必要な場合は、近隣の回復期リハビリテーション病院に転床して訓練を継続します。
専門的治療の特徴
臨床研究経験の豊富なリハビリテーション科専門医が診療を担当し、准教授、講師の診察、回診、カンファレンスを行い、質の高いリハビリテーション医療を実践します。検査としては、最先端の装置を用いてMRI、脳血流シンチ、光トポグラフィー、神経生理学的検査(筋電図、脳波、誘発電位、事象関連電位)、嚥下機能検査(嚥下造影、内視鏡)、歩行解析、筋力測定を行い、診断や障害判定を行います。脳卒中では通常の訓練のほかに、ロボットを用いた歩行訓練または上肢機能訓練、経頭蓋直流電気刺激または磁気刺激を用いた片麻痺改善、痙縮に対するボツリヌス治療、嚥下障害に対する専門的検査と治療を行います。高次脳機能障害に関しては福岡県拠点機関に指定されており、支援コーディネイターが受診の窓口となり、専門的な神経心理検査と障害判定を行います。また、自動車運転シミュレーション等を用いて自動車運転評価を行います。ポリオ患者にはカーボン製超軽量装具の作製、切断者には最新の義足作製などを行います。
外来診療区分
時間帯 |
月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
午 前 |
紹介、初診 |
紹介、初診 |
紹介、初診 |
紹介、初診 |
紹介、初診 |
午 後 |
再診(予約) |
再診(予約) |
再診(予約) |
専門分野別の外来診療担当医表は別刷りまたは当院ホームページで最新版を参照ください。
http://www.uoeh-u.ac.jp/kouza/rihabiri/intro_j.html
スタッフ紹介 |
※備考:1 専門分野 2 学会認定医等 |
- 1 脳卒中、神経筋疾患(ポリオ等)、産業医学・産業疫学、医学統計
- 2 リハビリテーション科専門医・指導医、脳卒中専門医、社会医学系専門医・指導医
- 2 リハビリテーション科専門医・指導医
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越智 光宏(オチ ミツヒロ):講師
- 1 脳卒中、脊髄損傷、義肢装具
- 2 リハビリテーション科専門医・指導医
- 1 脳卒中、義肢装具、高次脳機能障害、自動車運転
- 2 リハビリテーション科専門医・指導医
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伊藤 英明(イトウ ヒデアキ):学内講師
- 1 脳卒中、義肢装具、産業医学
- 2 リハビリテーション科専門医・指導医
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加藤 徳明(カトウ ノリアキ):講師
- 1 脳卒中、脊髄損傷、義肢装具、血友病
- 2 リハビリテーション科専門医・指導医
- 1 脳卒中、神経筋疾患、ポリオ、ボツリヌス治療、筋電図
- 2 リハビリテーション科専門医・指導医、血友病認定内科医
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二宮 正樹(ニノミヤ マサキ):助教
- 1 脳卒中、血友病
- 2 リハビリテーション科専門医
杉本 香苗(スギモト カナエ):助教
- 1 脳卒中、義肢装具
- 2 リハビリテーション科専門医
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外来直通電話 093-691-7333 病棟直通電話 093-691-7350 |