消化器・内分泌外科(専修医)
1 診療科の特徴
肝胆膵外科、消化管外科(食道・胃・小腸・大腸)、乳腺外科、および内分泌外科(甲状腺・副甲状腺など)を主体として、外科医としての基本手技や基本知識の習得ができるシステムを、大学病院を中心に関連病院と共に形成しています。また研究活動として、臨床研究のみならず消化器癌や急性期生体反応に関する基礎的研究を行っています。
2 専門医取得状況
日本外科学会専門医(9)、日本消化器外科学会専門医(4)、日本乳癌学会認定医(2)、日本肝臓学会専門医(1)、日本消化器病学会専門医(2)、日本消化器内視鏡学会専門医(3)、日本大腸肛門病学会専門医(4)、日本内視鏡外科学会(消化器・一般外科領域)技術認定医(1)、日本肝胆膵外科高度技能認定医、日本臨床腫瘍学会暫定指導医(4)、消化器がん外科治療認定医(4)、がん治療認定医(1)、日本癌治療認定医機構暫定教育医(1)、日本癌治療学会臨床試験登録医(2)、日本救急医学会専門医(1)、日本医師会認定産業医(3)など。
3 研究活動
基礎的研究として大腸癌の分子生物学的研究、急性期生体反応としての凝固異常などを基礎医学系との共同研究を行っています。これらに加え、消化器癌の臨床研究、腹腔鏡手術などの新しい手術手技の開発に努めています。
4 関連学会
日本外科学会、日本消化器外科学会、日本消化器病学会、日本臨床外科学会、日本乳癌学会、日本膵臓学会、日本肝胆膵外科学会、日本胆道学会、日本大腸肛門病学会、日本腹部救急学会、日本肝臓学会、日本癌治療学会、日本外科系連合学会、日本消化器内視鏡学会、日本内視鏡外科学会、日本胃癌学会、日本癌学会、日本救急医学会など
5 当診療科での修練のメリット
消化器外科、乳線外科、内分泌外科について幅広く接し、基本的かつ専門的に外科研修することができます。また術前術後カンフアランス、症例検討会、学会発表などを通して、医師として必要なプレゼンテーションの技術を習得することができます。
参考
・指導責任者・指導医
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指導責任者:山口幸二
指導医:永田直幹、岡本好司、中山善文、平田敬治、日暮愛一郎、柴尾和徳、勝木健文、井上譲
・修練スケジュール
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後期臨床修練(専修医)は原則として2年間を産業医科大学病院、2年間を関連病院において臨床研究を行います。大学病院では肝胆膵グループ、消化管グループ、乳線内分泌グループをローテーションしながら研修します。
また後期臨床修練4年目には日本外科学会専門医を取得できるように、胸部外科・心血管外科での研修を大学病院のみならず、関連病院でも行っています。
- 1年目:外科専門医として必要な周術期管理とベッドサイド手技や検査手技を習得します。また指導医のもと開腹・閉腹やヘルニア、虫垂切除などを執刀します。
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- 2年目:消化器・乳線の悪性疾患、急性腹症などの疾患の診断や診療方針を理解し、外科専門医としてより実践的な知識と技術を習得します。一般的な手術(消化管切除・乳房切除)の助手ができるようになり、腹腔鏡下胆嚢摘出術や良性疾患の消化管手術などの執刀をします。
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3年目:外科専門医として必要な専門的診断手技を習得し、高度な手術(肝胆膵の悪性疾患や腹腔鏡での消化管手術)の助手ができるように指導します。消化管の早期癌などの執刀をします。また胸部外科・心血管外科手術の研修を行います。
- 4年目:消化器・乳線・内分泌外科領域の診断と手術が完全に理解できるようになり、高度な手術の執刀も経験できるように指導します。急性腹症での初診医を担当して、救急疾患に対する診断と診療方針を決定できるようにします。4年目終了時に日本外科学会専門医を取得できるように胸部外科・心血管外科手術の研修を行います。また専門的研究分野についても指導します。
連 絡 先
- 担 当 者:日暮愛一郎
- 郵便番号:807-8555
- 住 所:北九州市八幡西区医生ヶ丘1-1
- 電話番号:093-691-7255
- FAX番号:093-603-2361
- E-mail:aichan-h@med.uoeh-u.ac.jp