喉頭がん
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1 病気について(概要、疫学的なものも含めて)
原因は喫煙で、患者の95%以上が喫煙者です。飲酒も原因の一つとされます。症状は、声枯れ、息苦しさ、嚥下困難が挙げられます。このような症状が長引く時は、受診をお勧めします。早期で発見されれば、放射線治療のみで90%以上根治できます。
2 診断について
内視鏡検査を行い、病変を確認し、同部位より生検を行います。CTなどの画像検査を行い、リンパ節転移、遠隔転移の有無の評価をします。ステージを決定し治療方法を提示します。
3 治療について
1)手術療法
(1)外科的治療
進行した癌は、喉頭全摘術を行います。極めて早期の癌は、内視鏡下のレーザー焼灼術も効果的です。放射線治療後に再発した症例では、喉頭全摘術を行い、患者さんの喉頭温存希望が強い場合は、喉頭垂直部分切除術を行なっています。頸部リンパ節転移を認める場合は、頸部郭清術を行います。
(2)鏡視下治療(ロボット支援下を含む)
4 内視鏡的治療
早期癌の場合、全身麻酔下に内視鏡を用いて経口的にレーザー焼灼術や高周波メスを用いた切除術を行なっています。
5 局所的治療
6 薬物療法
7 放射線治療
8 監視療法
9 患者さんへ