小児血液がん
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1 病気について(概要、疫学的なものも含めて)
白血病は小児がんの中で最も多い病気です。白血病にはさまざまな種類がありますが、発症する割合は急性リンパ性白血病が約70%、急性骨髄性白血病が約25%です。その他、リンパ節、脾臓、骨髄など、細菌やウイルスの排除などの免疫機能をつかさどるリンパ組織から発生するリンパ腫や骨髄異形成症候群なども含まれます。
2 診断について
診断を行い治療方針を決めるために、血液検査や骨髄検査を行います。また、リンパ腫が疑われる場合は腫れているリンパ節あるいは腫瘍の一部を切り取り、病理診断します。
3 治療について
1)手術療法
該当せず
4 内視鏡的治療
該当せず
5 局所的治療(経皮的治療、カテーテル治療など)
該当せず
6 薬物療法
(1)抗がん剤
治療の基本は化学療法です。化学療法は数種類の薬剤を用いる多剤併用療法で、寛解導入療法、強化療法、維持療法の3段階で行います。当施設は「日本小児白血病研究グループ:JPLSG」に所属しており、様々な臨床研究に参加しています。
7 放射線療法
骨髄移植時に移植の成功率を高めるために全身放射線照射を行っています。
8 セカンドオピニオンの受け入れ
( 可 )
9 患者さんにメッセージ
当教室は小児血液・がん専門医研修施設として、小児がん拠点病院である九州大学とも連携しながら小児がんのお子さんの治療を行っています。患者さんのみならず、ご家族そして兄弟のサポートも行えるよう、チーム一丸となって診療に取り組みます。