皮膚科

●当院は以下のような診療を行っています。


1.湿疹・皮膚炎・皮膚瘙痒症

  湿疹や皮膚の痒みは様々な原因で引き起こされます。治療はステロイド外用剤などの塗り薬や抗ヒスタミン薬などの飲み薬の治療が基本となります。原因が特定されないことも多いですが、難治性のものは他疾患に伴って出現することもあり、血液検査や画像検査などで原因検索も合わせて行います。


2.アトピー性皮膚炎

 アトピー性皮膚炎は幼少期に発症し、多くの方が大人になるまでに増悪と寛解を繰り返しながら改善していく皮膚疾患です。しかし、初期の治療が正しく行われなかった場合や、大人になって発症した場合には、難治性になったり、皮膚炎の痕が残ってしまうこともあります。治療は保湿剤やステロイド外用剤などの塗り薬が基本ですが、うまく外用できていないケースもよく見られます。当院では、患者さんの生活に合わせてしっかり正しく外用できるよう一緒に考えていくことはもちろん、塗り薬だけでは改善を得られないケースには、内服療法、光線療法に加え、注射製剤による治療も行うなど、幅広い治療選択肢をご提案しています。また、必要時には大学病院と連携しながら入院加療も行います。


3.乾癬

 乾癬は頭や肘・膝などを中心に全身にカサカサした紅斑が出現するのが特徴です。軽症の場合は、塗り薬で改善することが多いですが、自己免疫疾患のためずっと付き合っていかなければいけない病気です。その時の症状に合わせた外用剤の調整や、外用剤でコントロールが難しい場合には、光線療法や内服療法、さらには生物学的製剤と言われる注射による治療も提案しています。また、皮膚だけでなく関節痛などの症状が出る場合もあり、皮膚以外の症状についても他科や大学病院と連携して、総合的に治療を行なっていきます。


4.各種アレルギー検査 

 蕁麻疹などの原因検索のためのアレルギー検査(血液検査)、金属アレルギー検査(パッチテスト検査)、薬疹に対する検査(パッチテスト検査、薬剤性リンパ球刺激試験(DLST))、光線過敏症の検査など各種アレルギー検査を実施しています。また、より詳細な検査が必要な場合には、大学病院と連携して入院での検査も実施しています。


5.皮膚損傷 

  皮膚のできものに対して、皮膚生検(できものの一部を取り、顕微鏡で観察する検査)を実施しています。良性腫瘍や小さな悪性腫瘍などは日帰りや入院での手術を行なっています。大きな腫瘍や難治例については、必要に応じて大学病院と連携して治療を行なっています。


6.水虫 

 「水虫」とは「白癬菌」というカビが皮膚に感染した状態です。足指の間がジュクジュクしていたり、カサカサになっている場合、爪が白く濁って分厚くなっている場合などは水虫の可能性が考えられます。また、足や爪以外に白癬菌が感染する「体部白癬」もよく見られます。当院では顕微鏡を使った簡単な検査を行い、白癬菌が検出された場合には塗り薬や飲み薬で治療を行なっています。


7. 蜂窩織炎など各種皮膚感染症

 皮膚の浅い部分に細菌が感染する「蜂窩織炎」という病気があります。気がつかないような小さな外傷や水虫から起こることも多く、特に日頃から浮腫がある方に多く見られます。基本的には抗菌薬の飲み薬で治療しますが、必要時には入院して点滴をすることもあります。


8. 外傷、潰瘍の処置

 筋肉に達しない程度の外傷や皮膚潰瘍の処置を行なっています。皮膚潰瘍については、原因が多岐に渡り、その原因検索も重要になります。当院では、超音波検査、血液検査、皮膚生検などの各種検査を行い、原因に合わせた適切な治療を提案しています。また、難治の場合には大学病院と連携し、植皮などの手術療法を行うこともあります。


9. 帯状疱疹

 帯状疱疹はヘルペスウイルスという水疱瘡と同じウイルスが原因で起こる、疼痛を伴う皮膚炎です。早期診断・早期治療が大切で、当院では「デルマ・クイック」という診断キットを用いて診断しています。また、長引く疼痛(帯状疱疹後神経痛)に対して、必要時にはペインクリニックもご紹介しています。

 55歳以上の方には「帯状疱疹ワクチン」が推奨されており、当院でも接種可能です。ご希望の方は、受診希望の3日前を目安にご連絡ください。


10.巻き爪ワイヤー治療 New!

 患者さんからのご要望もあり、産業医科大学病院と同様に当院でも巻き爪ワイヤー治療(自由診療)を開始いたしました。

 

 ・初診の場合…8,670円(税込)

 ・2回目以降…6,310円(税込)

 

  参考資料: 巻き爪マイスターによる矯正治療をご検討中の方へ


11. 円形脱毛症 New!

 円形脱毛症は、毛根周囲の細胞を異物として認識してしまう自己免疫疾患と考えられており、治療のひとつとして、局所免疫療法(自由診療)があります。局所免疫療法は、難治性の円形脱毛症の脱毛部に、スクアリン酸ジブチルエステル(SADBE)を綿棒等で塗布し、人工的にかぶれを起こさせ(感作させ)、別のリンパ球を呼び寄せることで、毛根を攻撃しているリンパ球の進入を防ぎ、免疫反応で発毛を促す治療方法です。SADBE 療法は、保険適応はありませんが、日本皮膚科学会の円形脱毛症ガイドライン 2017 年版において推奨度 B(行うよう勧める)の治療法として定められており、S2(脱毛巣が 25~49%)以上の多発型、全頭型、汎発型の症例に、年齢を問わず第一選択肢として行うよう勧められている治療です。


 ・初回(感作)…1,100円(税込)

 ・2回目以降 …1,100円(税込)