リハビリテーション科
リハビリテーション科では、リハビリテーション科医が障害の診断を行ったうえで、疾患の治療や、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士などと連携して、障害に対する訓練・指導を行っています。スタッフは、リハビリテーション科医 3名(うち専門医2名、指導医資格を有する医師 1名)、理学療法士 14名、作業療法士 5名、言語聴覚士 1名です。
リハビリテーション診療の対象となる疾患は、運動器疾患、脳血管疾患、神経筋疾患、心大血管疾患、呼吸器疾患、がん等、多岐にわたります。当院整形外科がスポーツ整形に関連した手術を多数行っていることから、その術後リハビリテーションやスポーツ復帰への指導も行っています。また、循環器内科と共同で心臓リハビリテーション(入院・外来)を実施しています。産業医科大学設立の趣旨に基づき、障害者の復職を支援しています。
より専門的なリハビリテーション診療として、摂食嚥下評価および訓練、電気生理学的検査(神経伝導検査・針筋電図)、義肢装具外来、痙縮に対するボツリヌス治療やバクロフェン髄注療法(リフィル・調整)などを行っています。また、上肢訓練ロボット、経頭蓋直流電気刺激、末梢機能的電気刺激など、先進的なリハビリテーション治療にも取り組んでいます。
2024年4月にはリハビリテーション科病床を再開しました。脳卒中後片麻痺に対する短期集中リハビリテーション入院、パーキンソン病などの神経筋疾患に対する短期集中リハビリテーション入院、整形外科疾患の亜急性期の自宅退院を目的とする短期リハビリテーション入院などが可能です。
専門的なリハビリテーション治療を通じて、地域医療の充実に寄与したいと考えています。