当院のがん診療の特徴
概要(総論)
地域がん診療連携拠点病院である当院は、大学病院のメリットを生かし、がん診療において経験豊富な医療スタッフを揃え、多くの診療科やスタッフと連携し、患者さまの目線にたち、エビデンス(科学的事実)に基づく高度な診断・治療・ケアを提供します。各診療科や各組織がより有機的に連携を図り、手術療法や化学療法や放射線療法等を適宜組み合せて行う集学的治療が可能です。
化学療法については、各診療科で行われる入院・外来のがん化学療法の方法を検討、確認するがん化学療法レジメン検討委員会を設置し、薬剤部が積極的にその実施をサポート、チェックすることで、化学療法の安全性および有効を確保しています。
また、患者のケアの面では、安心して治療に専念していただけるように、多職種が参加する症状マネージメント(緩和ケア)チームが早期から、身体的苦痛と精神的苦痛を和らげる緩和ケア医療を提供しております。
がん治療に関する療養上の相談や悩み、疑問などの解消に、がん相談支援センターの専門スタッフがサポート致します。
がん登録管理室では、平成19年1月から院内がん登録を開始しており、国立がん研究センターへ情報を提供しております。