2022 第12号<No.170>(11月17日配信)、第13号<No.171>(12月5日配信)、第14号<No.172>(12月9日配信)
2022 第12号 <No.170> モンゴル国立医科大学主催WHOCCワークショップでの講義(2022年11月17日配信)
2022年10月27日~28日、モンゴルのウランバートルにて、職業性肺疾患対策に関するワークショップをモンゴル国立医科大学、韓国カソリック大学とともにハイブリッド開催しました。
呼吸病態学の森本 泰夫教授による祝辞、基調講演、環境疫学の石丸知宏准教授の講演などが行われた後、安全衛生マネジメント学の河村洋子教授、職業性腫瘍学の李云善准教授らがオンライン講義を行い、現地に赴いた講師らが医師約50名に対してじん肺読影やマスクのフィットテストのトレーニングを実施しました。
今回の受講者や主催したモンゴル国立医科大学から本ワークショップの評価は好評であり、本学に対して今後もこのような教育支援を提供するように要請されたことを受け、WHO指定協力機関である産業生態科学研究所は、モンゴルの産業保健の向上に関係機関と連携して取り組んでいきます。
森本 泰夫 教授 石丸 知宏 准教授と通訳をする広島大学のChimed-Ochir Odgerel准教授
マスクのフィットテストのトレーニングの様子 集合写真
2022 第13号 <No.171> 第4回西太平洋WHOCC地域フォーラムへの参加 (2022年12月5日配信)
2022年11月28日~29日、カンボジアのシェムリアップにおいてWHO西太平洋地域事務局(WPRO)が主催する第4回西太平洋WHOCC地域フォーラムがハイブリッド開催されました。本学からは、 産業生態科学研究所 呼吸病態学の森本 泰夫教授、環境疫学の石丸 知宏准教授が参加しました。
本フォーラムは、WHOとWHO協力センターが2018年ベトナムで開催された第3回フォーラム以降にどのように協力をしてきたかを振り返ること、各国でのWHOの活動に対してWHO協力センターとしての貢献を最大化・効率化するための方策を討議することを目的に開催されました。
本フォーラムでは、各機関による前回フォーラム以降の活動が紹介され、本学も口演ならびにポスター発表を行いました。本学の国際的な取り組みはWHOや他のWHO協力センターから高い評価にあり、様々な形での支援を要請されました。本学の国際的な地位を高めるためにも、WHO協力センターとしての取り組みをより一層強化していく必要があると考えます。
フォーラムの様子 集合写真
2022 第14号 <No.172>令和4年度国際遠隔講義を実施 (2022年12月9日配信)
9月6日~12月6日 毎週火曜日全14回に亘り、今年度の国際遠隔講義が実施されました。
この国際遠隔講義では、国立台湾大学を中心にブルネイ大学、コンケン大学(タイ)、シンガポール国立大学及び本学を繋ぎ、各国講師による国際的視点からの産業医学を基本とした講義をオンラインで実施しています。
全14回のうち本学からは、 小児科学 総合周産期母子医療センター・新生児科 菅 秀太郎 助教、 安全衛生マネジメント学 河村 洋子 教授、 高年齢労働者産業保健研究センター 財津 將嘉 教授、医学教育担当教員 山本 幸代 准教授と職業性中毒学 後藤 元秀 助教の5名に下記のタイトルで講義をしていただきました。
<9月20日>
「 日本における典型的な母子感染に関する意識・知識の変化と知識向上のための取り組み」
小児科学 総合周産期母子医療センター・新生児科 菅 秀太郎 助教
<10月11日>
「 ストレスマネジメントの観点から見た禁煙支援プログラム・産業医大の学生による国際連携活動の紹介」
安全衛生マネジメント学 河村 洋子 教授
<11月1日>
「 がんと循環器病の社会疫学:職業的な視点から」
高年齢労働者産業保健研究センター 財津 將嘉 教授
<11月22日>
「 小児肥満の最新トピックス:乳児期における高度肥満と早期発症の増加」
医学教育担当教員 山本 幸代 准教授・職業性中毒学 後藤 元秀 助教
国立台湾大学のGuo教授によるイントロダクション 田中 良哉 国際センター長
菅 秀太郎 助教 財津 將嘉 教授