教育研究支援施設
教育研究支援施設は、教育・研究効果がより一層得られるように、図書館と、共同利用研究センター、動物研究センター及びアイソトープ研究センターの有機的な連携のもとに組織された教育・研究施設です。
図書館は、総面積2,480㎡の施設規模を有し、図書閲覧室のほか、各種視聴覚資料閲覧設備も備えています。
本館は、大学の教育、研究及び診療活動に必要な図書・雑誌・視聴覚・電子媒体等の資料を計画的に収集しています。
利用者サービスについては、カウンターでの図書館資料の貸出しはもとより、図書館ホームページを開設し、学内外からも自由に本館所蔵資料の検索ができるほか、Scopus、CINAHL、メディカルオンライン、医中誌Webなど医学情報コンテンツの検索ツール及び電子ジャーナル・電子ブックを導入し利用者への便宜を図っています。
さらに、産業医学関連資料及び産業医学新着図書の専用書架を設け、産業医学関連情報の収集提供にも努めています。また、本学教員の研究業績データベース及び機関リポジトリの運用を行っています。
近年、医学・生命科学に関する研究分野の専門化・細分化に伴い研究環境も大きく変化していることから、共同利用研究センターでは、高機能・高性能の科学計測機器及び特殊環境における実験を行うための必要な機器・設備(無響室、人工気候室等)を備え、共同利用施設として、産業医学分野はもとより、多様な分野の研究に対応しています。
医学の進歩とともに動物実験の重要性は益々増大しており、これらに応えるために動物研究センターは、SPF動物や遺伝子組換え動物を飼育できる環境が整備されています。
また、遺伝子の個体レベルでの機能解析に応えるため、遺伝子組換え動物の作成支援も行っています。その他、感染実験室、胚操作室、人工気象室、光環境実験室、アクアトロン室、X線照射室、無響実験室、P3実験室など産業医学研究に対応できる施設を備えています。
アイソトープ研究センターは、法律の規制の下で放射線や放射性同位元素(RI)を用いた研究、学生実習、RI等取扱者の教育訓練等を行うための施設です。このため、RIの性質、実験の種類等により、できるだけ個別に実験を行えるように、多くのRI使用室を設けています。
さらに、高線量率から低線量率の放射線照射が可能なガンマ線照射装置を設置しています。
また、放射線照射後のマウスやRIを投与されたマウスの飼育室を設置しています。
さらに、自動入退室管理システムの導入により、各研究者の自主規制のもとにいつでも実験が行えることを基本としています。