共同利用研究センター長挨拶

 当共同利用研究センター(通称共利研、SRC)は、産業医学をはじめとする様々な研究分野に対応可能な大型・高額機器と設備を擁して皆様の研究や学生教育の支援とその推進を目的として設置されている施設(教育研究支援施設の一つ)です。電子顕微鏡室、分析機器室、人工気候室、動作・行動解析室、無響室、バイオ分析室、そして病理組織標本作製室を整備し、共同利用体制の構築と共に、様々な技術支援や各種関連講習会の開催などを行っています。本学資産の有効活用に加え、他の教育研究機関や企業との連携にも対応できるように、学外からの利用も随時受け入れられる体制を整えています。

 当センターの機器や設備は、1号館および特別教育研究棟に配置されています。特色ある設備として室内環境の気温と湿度を厳密に制御できる人工気候室(この度改装いたしました)、および反射音のない無響室が1号館1階に、そして最先端のモーションデータ統合解析システムを用いてヒトの動作を緻密に測定することのできる動作・行動解析室が1号館5階に設置されています。さらに、様々な生体試料の作製から観察・解析に利用できる病理組織標本作製室に加え、電子顕微鏡、バイオ機器、分析機器等が1号館5階と特別教育研究棟3階に設置されています。

 当センターでは、それらの機器や設備などの日々の保守管理と共に、個々のスタッフの持つ専門的知識や技術で利用者の皆様へ研究支援や情報提供、そして新たな着想や手法に結びつくような提案もできるように運営していきたいと考えています。学内・学外を問わず、興味をお持ちの機器・設備などがございましたら、まずはお気軽にメールや電話で管理室へお問い合わせください。また、ご意見やご要望、お気づきになられた点などを忌憚なくお寄せいただければ、機器整備等の今後の方針や活動に反映させることができるだけでなく、スタッフ一同のさらなる励みともなります。

 それでは皆様の当センターのご利用を心よりお待ちいたしております。

(センター長 久岡正典)

【 文責:共同利用研究センター  更新日:2017/04/24】