英語・独語 教育内容
【医学部の授業について】
1 医学英語Ⅰ・医学英語Ⅱ
医学部1年生と2年生を対象に、それぞれの学年を25名前後の4クラスに分け、日本人教員担当授業では2クラス分(50名前後)、ネイティブ教員担当授業では1クラス分(25名前後)の編成で開講される。
主な授業目標は以下3点である。
(1) 専門論文を適切に読解できる、医学英語表現とリーディング力の習得
(2) 自らの考えを平易かつ論理的な英語で書ける、ライティング力の習得
(3) 基本的な英語コミュニケーション力ならびに臨床現場で必要となる英会話力の習得
(1)については、複合語や形態素、品詞といった多様な項目から医学英語専門用語を習得するとともに、一般の雑誌・新聞等に掲載された医学関連記事や医学部生向けの英文テキスト・専門論文を対象として、日本語訳出並びに要約作業を行う。
(2)については、英文テキストの内容要約やそれに関する自分の意見・考えを、適切なライティングのフォーマットを踏まえた形で、英語で作文する。
(3)については、英語ネイティブ教員による医療英会話やプレゼンテーション、並びに日本語教員によるコンピュータ実習室でのeラーニング・オーディオ教材を活用した授業を通して、英会話能力を向上させる。
2 英語運用論
日本人教員により、TOEICを扱ったテキストを用いて全般的な英語能力の向上を目指すとともに、授業内外において、TOEFLやTOEIC、医学英語検定試験などの各種英語検定試験の受験を奨励する。必要に応じて、個別に各種検定対策用のテキストや問題集の貸し出しも行う。
3 総合教育セミナー
ネイティブ教員と少人数で、主にイギリスやアメリカの文化について英語で議論・プレゼンテーションしながら、実践的な英会話コミュニケーション能力の向上を目指す。
【産業保健学部の授業について】
1 英語Ⅰ・英語Ⅱ(看護学科)
看護学科1年生と2年生を対象に、それぞれの学生を35名ずつに分け、日本人教員とネイティブ教員が授業を担当する。日本人教員担当クラスでは、看護専門英語、時事英語、TOEICに関連したテキストを用いる。ネイティブ教員担当クラスではグループワークやプレゼンテーション活動を行う。
中高で学習した基本的な英語力(文法・語彙・リーディング・リスニング)の復習、ならびに看護専門職として将来的に必要とされる実践的な英語運用能力の向上を目指す。
2 英語Ⅲ(看護学科)
受講者は少人数でネイティブ教員と実践的な英会話コミュニケーションの授業を受講できる。
3 英語A・英語B(産業衛生科学科)
日本人教員が授業を担当し、時事英語やTOEICに関連したテキストを用いて、中高で学習した基本的な英語力(文法・語彙・リーディング・リスニング)の復習ならびに医療専門職として将来的に必要とされる実践的な英語運用能力の向上ならびに英語検定試験の対策を行う。
【ドイツ語・フランス語の授業について】
ドイツ語は医学部1年生ならびに産業保健学部1年生に、フランス語は医学部1年生に、それぞれ開講される選択科目である。ドイツ語では日本人教員、フランス語ではネイティブ教員が担当する。
学習目標としては、初歩的な語彙・文法・発音・会話表現の習得を目指す。希望者は各種語学検定試験の受験についても対応する。