国際センターからの挨拶
このたび、国際センター副センター長を拝命いたしました。私自身、この重要な役割を担うことに対し、大きな責任と期待を感じております。現代の大学における国際交流の重要性はますます高まっています。グローバル化が進む中で、異なる文化・価値観を理解し、協働する力は、学生の成長に欠かせない要素となりました。また、グローバルサウス・グローバルノースの視点から考えると、国際交流は単なる学術的なつながりではなく、世界全体の持続可能な発展に貢献する機会でもあります。
国際センターでは、多様な留学生支援、海外大学との提携強化、国際共同研究の促進、国際シンポジウムの主催など、幅広い活動を展開しております。私は副センター長として、これらの取り組みをさらに発展させるとともに、より多くの学生・教職員が国際的な経験を得られるよう環境づくりに努めてまいります。異文化交流の場は、新しい価値を生み出し、社会をより豊かにする原動力です。このセンターが国際的な架け橋となるよう、皆様と協力して取り組んでいきたいと考えています。どうぞ、よろしくお願いいたします。
副センター長 榎原 毅
私は本学を卒業した後、タイに留学しました。アジアの国々を訪問すると、本学で研修を受けたり、共同研究をしている研究者によく出会います。そのような時、私は卒業生として母校をとても誇らしく思いますし、そのような人のつながりから次の研究につながっていくことも少なくありません。アジアの途上国では、じん肺や化学物質中毒、過重労働など日本が経験してきた産業保健の課題に直面しています。産業医大がそのような国々に貢献できる機会を増やしていきたいと考えています。
また、国際交流や海外留学に興味がある学生のキャリアを応援したり、本学の外国人教員や留学生が研究や勉学に集中できるようサポートしていきます。ともすれば、本学の学生は単科医科大学として閉鎖的な日々を過ごしがちですが、知識や技術だけでなく、海外の多様な文化や価値観に触れることで人としても成長してほしいと思います。
副センター長 石丸 知宏