産業生態科学研究所 第27回合同研究発表会を開催
11月22日(金)に産業医科大学ラマツィーニ小ホールにおいて、産業生態科学研究所第27回合同研究発表会(第351回合同オリオンゼミ)が開催されました。来賓12名、教職員77名、学生41名の総勢130名の参加があり、開催に先立ち、馬場記念賞、最優秀講師賞の授賞式が行われました。馬場記念賞は厚生労働省労働基準局安全衛生部労働衛生課医系技官
野口裕輔先生に、
最優秀講師賞は広島大学大学院医系科学研究科公衆衛生学
久保達彦教授に、研究所所長の森本泰夫教授から表彰状が授与されました。
引き続き所長の森本教授による開会挨拶の後、東学長よりご挨拶を頂き、前半は研究所の3つの部門を代表して、快適環境部門からは産業保健経営学の永田智久先生、健康支援部門からは精神保健学の真船浩介先生、環境評価部門からは職業性中毒学の後藤元秀先生が、最新の研究について発表されました。
後半は最近のトピックスとして、作業関連疾患予防学の大神明教授から「専門医制度について」、精神保健学の廣尚典教授から「産業医実務研修センターの果たしている役割」、産業保健経営学の森晃爾教授から「福島原発支援のその後」、放射線健康医学の岡﨑龍史教授から「大規模災害対応講習会について」というテーマで発表いただきました。
新たな研究知見や学術的発想、研究所の未来を見据えた活動など盛りだくさんの話題について活発な討議が行われ、本会は盛会裏に終わりました。ご参加いただきました皆様、また本会開催にご尽力頂きました皆様にこの場を借りて感謝申し上げます。
(環境疫学 Odgerel Chimed-Ochir)