呼吸病態学 産業医学

日中韓産業保健学術集談会事務局

 日本、韓国、中国で産業保健の研究者が親睦や共同研究を行うために設立した会です。学会ほどフォーマルではなく、誰でも参加できるアットホームな会です。

 2022年6月23日~24日、北九州国際会議場にて開催した、第30回日中韓産業保健学術会議はこちらから。
 興味のある方は、ご連絡ください。

吸入性化学物質の有害性評価

 ナノ材料を含めた様々な吸入性化学物質の有害性を吸入ばく露試験、気管内投与試験、培養細胞試験等で評価しています。
 企業等からの委託研究も行っております。

試験内容 内  容
物理化学的試験 化学物質の長さ、径、表面積と有害性の関連を評価します。
培養細胞試験 培養細胞に化学物質をばく露し、細胞毒性やそのメカニズムを評価します。
気管内注入試験 化学物質をラットに気管内注入し、肺の炎症、線維化、腫瘍化を評価します。スクリーニング試験としての有用性も検討します。
短期吸入ばく露試験 5日から1ヶ月の吸入ばく露を行い、肺の炎症、線維化、滞留性を評価します。
長期吸入ばく露試験 3ヶ月から2年間の吸入ばく露を行い、肺の炎症、線維化、腫瘍化を評価します。 

化学物質のリスクアセスメント

 労働安全衛生法改正に伴い、化学物質のリスクアセスメントが義務化されました。リスクアセスメントの指導等も行っています。
 また、化学物質の保管・管理の際にも消防法、毒物・劇物取締法、化管法、テロの未然防止に関する行動計画など様々な法規制があり、管理指導も行っています。button2.gif

【文責:呼吸病態学 更新日:2024年12月17日】


産業医科大学 産業生態科学研究所 呼吸病態学

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