健康開発科学 研究内容

概要

 当研究室では、労働者の健康保持、増進に関するシステム及びプログラムの開発・実践・評価活動に取り組んでおり、特に『運動』と『受動喫煙防止対策』を中心とした研究に、成果と実績を積み上げています。『運動』の研究例として「生活習慣病の予防・改善の効果的な方法の開発」、「運動習慣獲得のための対策」、「高齢労働者の身体能力低下防止対策」が挙げられます。
 また、『受動喫煙防止対策』に関しては、自治体から民間企業に至るまで、全国に様々な情報を発信しており、メディアから 高い評価を受けています。

ラジオ体操の効果研究

通学路・コンビニの受動喫煙調査

飲食店従業員の受動喫煙調査

研究内容

運動による健康増進

1.運動を中心とした生活習慣修正指導の効果に関する研究

生活習慣改善による動脈硬化、腎機能改善効果の検証

2.労働者のワークアビリティーとしての体力の研究

心臓リハビリテーションと復職

3.多忙な勤労者が運動習慣を獲得・維持するための研究

  • 職場の環境改善
  • 効果的運動方法の開発
  • 産業理学療法士による効果検証
  • 職場単位で行うアクティブレストが職場の人間関係、気分、ストレス、労働生産性に及ぼす効果の検証

禁煙推進による健康増進

1.受動喫煙の防止を進めるための効果的な行政施策のあり方に関する研究

  • 全国の主要な121自治体(各都道府県庁・同所在・東京23特別区・政令市)の庁舎建物内・敷地内禁煙化に向けての調査
  • 就業時間内における喫煙禁止に向けての取り組み

2.飲食店等のサービス産業施設における受動喫煙対策の実態及び課題に関する研究

  • 従業員の受動喫煙暴露の実態と生態影響の評価
  • 禁煙による特定保健指導に係る費用の削減効果
  • 客席の禁煙化による営業収入の変化に関する分析
  • 東京オリンピック・パラリンピック準備委員会に対する東京都受動喫煙防止条例の必要性の情報提供

(提供先 http://www.tobacco-control.jp/)