医学部  履修評価・卒業の要件

履修の認定

履修の認定に当たっては、各授業科目ごとに担当教員が試験、レポート、出席状況等により総合的に合格・不合格を判定します。成績評価基準・方法は各授業科目ごとに明示されています。

「判定基準」は、次のとおりです。なお、総合試験などの講義が行われないものは、試験点数そのものではなく総合的に判定されます。

合格 100点から60点
不合格 59点以下

評価

履修の評価は、A、B、C、D及びFの5段階に区分して行い、それぞれの評価にGP(Grade Point)を付与します。その評価基準は次のとおりです。(学則第18条、履修規程第5条、GPA制度の実施要領第2条参照)

評価 B
成績 100点から90点 89点から80点 79点から70点 69点から60点 59点以下
GP 4  3   1  0

履修の評価を受ける資格

各授業科目とも、講義については実授業時間の3分の2以上、実験、実技又は実習については実授業時間の4分の3以上出席しなければ、履修の評価を受けることができません。(履修規程第6条参照)

進級等(履修規程第12条~14条)

(1)進級する者

各年次末において次表の授業科目の履修の認定がなされ、かつ、1年次から3年次においては基礎総合試験、4年次においては共用試験(CBT・OSCE)、5年次においては総合試験(Ⅱ)、6年次においては総合試験(Ⅰ・Ⅱ)及びPost-CC OSCEに合格した者を、次の年次に進級又は卒業させます。

(2)原級に留め置かれる者(いわゆる留年)

(イ)各年次末において次表の授業科目の履修の認定がなされず、又は1年次から3年次において基礎総合試験、4年次において共用試験(CBT・OSCE)、5年次において総合試験(Ⅱ)、6年次において総合試験(Ⅰ・Ⅱ)及びPost-CC OSCEに合格しない者は、進級が認められず原級に留め置かれます。

(ロ)履修の評価を受ける資格(講義については実授業時間の3分の2以上、実験、実技又は実習については実授業時間の4分の3以上の出席)を有しない科目が1科目でもある者は、原級に留め置かれます。

(ハ)試験に関し不正行為があったと認められた者は、その試験は無効となり、原級に留め置かれることがあります。
(ニ)(イ)、(ロ)及び(ハ)により原級に留め置かれた者は、翌年度においてその年次の全科目(履修の認定を受けた総合教育の授業科目を除く)を再履修し、履修の認定を受けなければなりません。また、進級できなかった年次が1年次から3年次の場合は基礎総合試験を、4年次の場合は共用試験(CBT・OSCE)を、5年次の場合は総合試験(Ⅱ)を、6年次の場合は総合試験(Ⅰ・Ⅱ)及びPost-CC OSCEを再受験し、合格しなければなりません。

(3)除籍

同一年次に2年在学し、なお進級又は卒業できないときや、第2年次までに3年在学し、なお進級できないときは、除籍されます。(学則第25条および履修規程第14条参照)

履修又は合格の認定がなければ原級に留め置かれる授業科目及び試験 

卒業の要件

産業医科大学学則(以下、「学則」といいます。)で定められた卒業の要件は、「修業年限(6年)以上在学し、 必修科目7,043時間、選択科目120時間以上を修得し、その修了の認定を受け、かつ、総合試験及びPost-CC OSCEに合格すること」です。(学則第26条参照)

区分 卒業の要件
総合教育科目 必修 473時間
選択 120時間以上
医学基礎科目 必修 334時間
基礎医学科目 必修 1,810時間
臨床医学科目 必修 4,180時間
産業医学科目 必修 246時間
7,163時間

[更新日:令和元年6月6日]