大規模災害対応講習会を開催(2019.8)

 大規模災害対応講習会が、8月7日(水)、8日(木)、9日(金)の3日間、2号館講義室において開催されました。
 本講習会は平成26年度から始まり今年で6回目であり、自然災害、NBCテロなど想定外の大規模災害の現場で、初期対応者となる警察、自衛隊、消防、海上保安庁、行政、医療従事者等の方を対象に、本学が培ってきた産業医学の知識・技術等を提供し、災害現場で初期対応する労働者の生命・健康を守り、各機関の連携を強化すること等を目的としています。
 本講習会では、本学教員によるNBC災害における基礎知識と災害対策(災害産業保健、救急医学、メンタルヘルス、熱中症対策、保護具、法医学)の講義、机上訓練、実習(放射線、化学、生物、防護服着脱)が実施されました。
 当日は、福岡県警察本部、陸上自衛隊小倉駐屯地、北九州市消防局、遠賀郡消防本部、第七管区海上保安本部、行政(佐賀、福岡、山口)、救急医療関係者(弘前、鹿児島、佐賀、大分)等約60名の受講者があり、講習会に対する高い評価をいただきました。意見交換会においては、一芸を披露する機関もあり、盛況のうちに終了しました。
 講習会最終日は各機関からの意見交換を行う総合討論の時間を設け、最後に東学長から受講者に対して受講証の授与がなされました。
 講習会開催にあたり初めて企業展示を実施し、旭・デュポン フラッシュスパン プロダクツ株式会社、株式会社モレーンコーポレーション、帝国繊維株式会社、富士電機株式会社、大塚製薬株式会社の5社の展示ブースを設けました。防護服や放射線測定機器等の展示、防護服や経口補水液の提供、スタッフの技術指導もしていただきました。
 さらに株式会社日立製作所、株式会社千代田テクノルより、放射線測定機器の貸し出しをしていただきました。受講者の方がブース前で展示物を手に取り多くの質問をしていました。
 本講習会実施に際し、講師の先生方をはじめ、講座スタッフ等多くの皆様に多大なご協力をいただきました。
 この場をお借りしてご協力下さいました関係者の皆様方に厚く御礼申し上げます。

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講義風景

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机上訓練

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実習風景

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防護服着脱