大規模災害対応講習会を開催(2024.8)

 8月29 日(木)、30 日(金)の2日間、第11 回目となる大規模災害対応講習会が開催されました。今回、対面とオンライン(Zoom によるライブ配信)のハイブリッド形式で開催する予定にしておりましたが、非常に強い台風10 号の接近が予想されたため、やむなく対面形式を取り止め、オンライン形式のみの開催に変更させていただくこととなりました。開催2日前の急な変更にもかかわらず、消防、警察、行政、大学、電力会社、民間企業等から、計41 名に上る多くの方にご参加いただきました。
 上田 学長の挨拶に始まり、2日間で6つの講義(①化学物質の基礎知識と災害対策、②バイオテロに用いられる病原体の基礎知識と災害対応、③災害現場における事故疾患等、④法医学的対応、⑤災害時の健康管理の実際、⑥放射線の基礎知識と災害対策)を行いました。大規模災害が実際に起こった際、初期対応としてどのように対処すべきかについて、いろいろな視点から学ぶことができるという意味では、産業医科大学ならではの講習会であると思われます。
 講義後のアンケートでは、「先生方の説明方法は実例もたくさんあり、分かりやすく、あっという間に時間が過ぎた」、「コロナ関連、能登の災害など、最新の内容が盛り込まれ、いずれの講義も興味深かった」など講義内容について全般的に高い評価をいただきましたが、通信回線の障害により、講義中の音声が聞き取りにくい場面もあり、受講者のみなさまには大変ご迷惑をお掛けし、反省点も多い講習会となりました。
 本講習会開催において、対面形式での開催が叶わず、実習等の講義を心待ちにされていた方々には、この場をお借りして、心よりお詫び申し上げます。
 また、急な変更にもかかわらず、多くの受講生のみなさまにご参加いただきましたこと、深くお礼申し上げます。

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