大規模災害対応講習会を開催(2025.8)
8月19日(火)、20日(水)の2日間、第12回目となる大規模災害対応講習会を対面とオンラインのハイブリッド形式で開催いたしました。消防、警察、海上保安庁、行政、大学、電力会社から、合計53名の方にご参加いただきました。
上田学長の挨拶に始まり、2日間で7つの講義(①バイオテロに用いられる病原体の基礎知識と災害対応、②放射線の基礎知識と災害対策、③災害現場における医療対応、④法医学的対応、⑤災害時の健康管理の実際、⑥化学物質の基礎知識と災害対策、⑦個人用防護具について)と、3つの実習(①災害対策机上訓練、②放射線災害対応、③防護服着脱)を行いました。産業医科大学がこれまで経験してきたことも含め、様々な災害への初期対応をいろいろな視点から学ぶことができるという意味で、他に類をみない講習会です。
講習会1日目終了後に、意見交換会を久しぶりに開催することができました。新型コロナパンデミック以前に行って以来です。異業種の方々との活発な意見交換ができ、親交を深める機会となりました。
講義後のアンケートでは、「放射線災害についての事故事例や福島の状況を知ることができ参考となった」、「改めて災害時は他機関との連携が重要であることを再認識できた」など講義内容について全般的に高い評価をいただきました。
本講習会の開催にあたり、格別のご支援とご協力を賜りました協賛企業の皆様、講師の先生方、講座等スタッフの皆様、医学部学生、そして大学管理課の皆様には心より御礼申し上げます。