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令和2年度 決算の概要

2021年07月29日 13時19分


 本学は、政策目的大学として厚生労働省から補助金を受けており、学生生徒等納付金収入、医療収入等の事業収入と共に主な収入財源としていますが、補助金に依存することなく業務運営の一層の効率化を図り、運営費の削減に努力し、積極的に外部資金の獲得を行うなど、自前収入の拡大に努め、財政基盤の安定化と収益性の確保に取り組んでいます。
 現在進行中の急性期診療棟建設については、当該事業が大学全体の財政計画及び運営に大きな影響を及ぼす大型事業であるため、これを軸とした大学運営にかかる資金計画の策定と、工事の進捗状況の把握により徹底した予算管理を行っています。
 令和2年度は、施設整備関係では急性期診療棟建設に先立っての造成工事が完了した他、大学病院の耐震補強工事に着手し、これらに関連して新たに建設仮勘定に約8億円を計上しました。
 その他に、事務局本部別館新築工事(旧車庫棟の建替え)が完了しました。
 大学病院及び若松病院においては、新型コロナウイルスの影響を受けて医療収入は減収となりました。これを補うため、経費削減等に取り組み、また新型コロナウイルス感染対策関連補助金及び助成金を申請し受給しましたが、事業活動収支計算書における経常収支差額は△9億9,700万円(補正予算△19億3,600万円)となりました。
 今後、診療データの分析、診療材料の調達価格見直し等、より一層の医療収入の増収策と経費削減に取り組み、病院の収支改善を図ってまいります。


 (1)貸借対照表の状況

 貸借対照表は会計年度末現在の財産の状況を示します。令和3年3月31日現在の財産の状況は以下のとおりです。
 資産の部は合計が975億1,000万円で、前年度より18億8,400万円増加しました。
 この増加は、急性期診療棟建設に伴う既存施設の取壊し等で、固定資産は前年度より8億3,900万円減少しましたが、流動資産が27億2,300万円増加したことによります。
 資産の部合計から負債の部合計を差し引いた純資産の部合計は836億6,500万円で、前年度より4億9,500万円減少しました。
 5年間の財務比率(貸借対照表関係)を見ると、積立率は減価償却引当特定資産の一部を急性期診療棟建設の資金に充てるため、毎年度計画的に取崩していることから、5年間で約13%減少しましたが他の主な比率は大きな変動なく推移しています。

1 貸借対照表推移表.png


2 財務比率の推移・グラフ.png


 (2)資金収支計算書の状況

①主な収入の状況
 「学生生徒等納付金収入」は、学生定員に変更がなく、ほぼ一定額で推移しています。  
 「手数料収入」は主に「入学検定料」による収入で、新型コロナウイルスの影響により入試説明会が中止されたことなどが影響し、志願者数が減少したことで減収となりました。
 「医療収入」も主に新型コロナウイルスの影響で、前年度比で約24億1,100万円減少しております。
 「補助金収入」の増加は、新型コロナウイルス関連の補助金が増加したことが主な要因です。
 
②主な支出の状況
 「人件費支出」は前年度に引き続き増加しており、主な要因は、各年の定期昇給、ベースアップの他、大学病院における医療従事者の欠員補充及び増員、働き方改革による諸施策によるものです。
 「医療経費支出」は「医療収入」の低下に伴い減少しましたが、その減少幅は少なく、医療収入における医療経費支出が占める割合は増加傾向にあります。
 「医療経費支出」を除く「教育研究経費支出」は、施設設備更新計画等の年度毎の実施の差により若干の増減はあるものの、一定水準の支出で推移しています。
 「管理経費支出」には、法人運営、法人事務局経費等、教育研究経費に該当しない支出が計上されます。「管理経費支出」も、年度毎の増減はあるものの、一定水準で推移しています。
 「施設関係支出」は前年度より減少しましたが、急性期診療棟建設関連の支出により、引き続き高額で推移しています。


4 資金収支計算書の推移.png

5 活動区分資金収支計算書の推移.png

 

 (3)事業活動収支計算書の概要

 令和2年度は経常収支差額が△9億9,700万円でした。また、基本金組入前当年度収支差額は△4億9,500万円で、翌年度繰越収支差額は△107億6,300万円となりました。
 翌年度繰越収支差額のマイナスの原因である退職給与引当金や減価償却額の不足に対する積立は、毎年度の必要額が確保できるように、中長期における資金計画において試算し計画しており、事業活動収支計算書の翌年度繰越収支差額のマイナスが、直ちに大学運営に悪影響を及ぼす恐れはありません。

6 事業活動収支計算書の推移.png

7 財務比率(事業活動収支計算書).png

 

 (4)その他
  ①有価証券の状況
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  ②借入金の状況

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  ③寄付金の状況 10 その他③寄付金の状況.png


  ④補助金の状況 11 その他④補助金の状況.png


  ⑤収益事業の状況

 収益事業として、介護施設「虹の丘」を運営しています。
 令和2年度は、1 日平均利用者数及び稼働率が増加し、介護事業収入は前年度より410万円増加の5,350万円でした。一方事業経費は5,280万円で、経常利益は70万円となりました。

12 その他⑤収益事業の状況.png


  ⑥関連当事者との取引の状況

   ア)関連当事者
13 その他⑥関連当事者との取引の状況・関連当事者.png


   イ)出資会社
    当学校法人の出資割合が総出資額の2分の1以上である会社等の状況は次のとおりです。
     14 その他⑥関連当事者との取引の状況・出資会社.png