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神経性やせ症(拒食症)の脳機能異常を網羅的に解明 世界初 多施設共同研究によるfMRIデータの大規模解析

 本研究により、世界で初めて神経性やせ症(拒食症)における脳機能異常の網羅的な解明が行われました。

 これまで行われてきた研究では、30名以下とサンプルサイズが小さかったため、信頼性の不足により研究間で結果の矛盾や不一致が多く、また脳の一部の領域間の機能的結合性の解析しか行うことができていませんでした。

 そこで、千葉大学、京都大学、東北大学、九州大学、産業医科大学、国立精神・神経医療研究センターは、共同研究により脳機能画像の大規模解析を実施し、神経性やせ症(拒食症)における脳機能異常を網羅的に解明しました。

 神経性やせ症(拒食症)がどのような脳の異常により引き起こされているかは未解明のため、有効な薬物療法も開発されておりませんが、本研究の成果により、薬物療法の開発などが今後期待されます。

 本研究の結果は、日本時間2024年3月19日(火)午前10時に学術誌Psychological Medicineのオンライン版で公開されます。

報道発表資料はこちらをご参照ください。