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生体物質化学 研究内容

 

イオンチャネルとチャネロパシー

 細胞内においてNa+やCa2+等の無機イオンの出し入れに関わる,イオンチャネルの研究を中心に行っています。特にCalmodulin,イノシトールリン脂質,酸化還元等によるイオンチャネルの活性制御について,分子構造と神経や腎臓,血管機能等の関連性を踏まえた研究をしています。また,イオンチャネルの異常な活性は様々な疾病(チャネロパシー)につながることから,阻害剤,活性化剤等の小分子化合物の探索も行っています。最近では,TRPC6チャネルの不活性化機構の破綻が,巣状分節性糸球体硬化症(FSGS)の原因になる事を報告しています。