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心不全患者さんの日常に寄り添うアプリ開発へ ーウェアラブルデバイスを用いた運動支援アプリの有効性と安全性を確認ー

 慶應義塾大学医学部スポーツ医学総合センター、産業医科大学 医学部(第2内科学 片岡 雅晴 教授)、株式会社グレースイメージングの共同研究グループは、心不全の心臓リハビリテーションの実施率が低いことから、心不全患者の運動を支援し、心不全に関する教育を提供するアプリケーションである「運動支援アプリ」を開発しました。
 今回、この「運動支援アプリ」を使って治験を実施し、その有効性と安全性を確認しました。今回の治験機器である「運動支援アプリ」は、国内・海外いずれも医療機器として承認はされておらず、この治験が初の臨床試験です。

 現在、心不全患者の90%以上に、ガイドラインに即した適切な運動療法を届けられていない状況です。治験の結果をもとに、「運動支援アプリ」の医療機器の承認に向けた開発を加速させ、より多くの心不全患者が心不全の進行や再入院なく豊かな生活を送れる社会の実現を目指します。

報道発表資料はこちらをご参照ください。