トップページ > 産業保健学部 > 広域・発達看護学 > 広域・発達看護学 教育内容

広域・発達看護学 教育内容

小児看護学領域

小児看護学概論 小児看護の基本である「権利主体としての子ども」と「子どもの成長・発達」について学びます。前半は、子ども観の変遷と子どもの権利、子どもを取り巻く環境や社会問題、子どもや家族の生活を守るための施策などについて学びます。後半は、子どもの成長・発達、子どもの健康の保持増進と事故予防、障がいを持ちつつ地域で生活する子どもと家族の理解など、講義やディスカッションを通して考えます。
小児看護学方法論 さまざま健康障害をもつ子どもと家族の看護の「考え方」を学びます。 前半は、病気や入院が子どもと家族に与える影響について理解します。中盤は、外来看護、入退院の看護、入院中の看護、さまざまな状況における看護、症状別看護など、主に入院・治療が必要な子どもと家族の看護について学びます。後半は、救急処置を要する子どもと家族、在宅療養中の子どもと家族、残された時間を生きる子どもと家族など、様々な場における子どもと家族の支援のあり方について学びます。
小児看護学方法論演習 概論や方法論で得た知識を活用し、実践につなげる方法を学びます。 まずは、担当事例の看護計画を立案します。 その計画をもとに、プレパレーション技術、フィジカルアセスメント技術、診療補助技術、健康教育・指導、遊び・学習支援、危険予知と安全技術、倫理的課題への対応など、具体的な援助方法を考え、グループ毎にプレゼンテーションやロールプレイを行います。 また、他のグループと積極的に意見交換することで、担当した事例のみでなく、疾患や発達段階の異なる6事例すべての看護を理解することができ、臨地実習に活かせることが期待されます。
小児看護学実習 大学病院の小児病棟で、2週間の臨地実習を行います。小児期にある子どもとその家族を、健康状態、ライフプロセス、成長・発達の側面から統合的に理解し、健康または健康回復のための生活行動を支援するための方法を学びます。

母性看護学領域

母性看護学概論 母性看護の主要な概念を学び、ライフステージ各期にある女性の特徴を身体的・精神的・社会的側面を通して学びます。また母性に関する保健医療のしくみや倫理的問題、性と生殖のしくみについて理解を深めます
母性看護学方法論 周産期の母子および家族の健康、各期(妊娠期・分娩期・産褥期)の健康な過程を理解し、看護に必要な知識を習得します

母性看護学方法論演習

周産期の母子と家族の健康、対象の健康からの逸脱を理解し、健康に必要な知識と基礎的な看護技術を習得します
母性看護学実習 周産期における母子と家族ならびにライフステージ各期の母性を理解し、対象に応じた看護の基礎的能力を習得します

精神看護学領域

精神看護学概論 精神看護の基本理念を理解し、精神障害をもつ個人とその家族への看護に必要な基礎的知識・技術を学びます
精神看護学方法論 精神障害をもつ個人とその家族への看護に必要な基礎的知識と技術を学びます
精神看護学方法論演習 精神障害をもつ個人とその家族への看護過程について学びます
精神看護学実習 精神に障害を持つ人を一人の人間として理解し、治療的な患者ー看護者関係を活用しながら、セルフケア拡大に向けた援助を展開します。受持ち患者への援助や社会資源の見学を通して、精神看護のあり方や今後の課題について考えます

在宅看護学領域

在宅看護学概論
  1. 在宅看護の位置づけ、目的、機能、種類を学びます
  2. 施設内看護と在宅看護の相違点と看護の継続性、一貫性の必要性について学びます
  3. 在宅看護の対象を身体的・精神的・社会的に理解し、療養者と家族を一単位として看護することの重要性について考えます
  4. 在宅看護におけるケアマネジメントについて学びます
  5. 在宅看護における安全管理と倫理的課題について考えます
在宅看護学方法論 在宅療養者および家族が、生活と療養のバランスを保ち、その人らしい在宅療養を開始・継続するために必要な基礎的知識・技術を学びます
在宅看護学方法論演習
  1. 医療支援が必要な在宅療養者および家族への看護に必要な基礎的知識を理解し、基礎的看護技術実施のポイントを学びます
  2. 在宅療養者および家族の個別性と主体性を尊重した看護過程の特徴を学びます
在宅看護学実習 在宅療養者および家族の健康障害と生活への影響を総合的に捉え、在宅看護の特徴を学びます。また、在宅療養者および家族の特性に応じた看護の基礎的能力を習得します

(更新日:2023年4月10日)